受験生の皆さん、お疲れ様でした!!

先日、2/26(金)に、埼玉県公立入試が実施されました。

出題範囲が縮小されるといったイレギュラーな入試であったため、例年以上に不安を感じる受験生が多かったと思いますが、実際に試験を受けてみて、その内容はいかがだったでしょうか?

私も入試当日に、公開された問題を実際に解いてみました。

やはり、3年生終盤の内容が削減されている分、『1年生・2年生・3年生前半の、教科書に記載されている内容をどれだけ網羅しているか』が問われる試験内容であったと、全教科と通して強く感じました。

徹底的に教科書を読みこんでいた受験生は、かなり有利に立てたのではないかと思います。

国語は、出題範囲内の文法・表現技法をどれだけ暗記できていたか。

数学は、中央値・代表値や有効数字の意味を熟知したうえでの、早く正確に大問1の問題を解く能力と、二等辺三角形などの、図形の定義・性質の知識。

社会は、基本的な問題ばかりだった半面、問題数が多かったため、基本の問題をどれだけ素早く解き終えられたか。

理科は、教科書に掲載されている実験や観察・考察の内容をどれだけ知っていたか。

英語は、単語・文法の知識を使った、素早く正確な読解と英文作成能力

各教科、これらの知識・能力をいかに実戦で活かせたかが重要になります。

しかし、学校選択問題を扱っている高校を受験した中学生は、一部苦戦を強いられる問題もあったでしょう。

特に、数学と理科は、満足のいく手応えを感じられなかった受験生が多いのではないでしょうか?

数学の大問5は、動点を扱った問題でしたが、2問目と3問目は動点の場所によって場合分けをする必要があったため、難易度はかなり高めでした。他にも思考力を問われる問題がいくつか出題されていたため、思考力ではなく知識を活用した問題を、いかに正解できたかがポイントとなります。

理科は、大問5で出題された電力・熱量の計算で混乱し、時間をかけてしまった受験生が非常に多かったのではないでしょうか。しかし、各大問の出題分野は、例年の出題傾向から予測し易かったと思います。東大セミナーでは、予め生徒たちに、出題分野の予想を伝えてありましたが、見事全大問的中させることができました。よって、理科も数学同様、知識問題で確実に点数を取っておきたいところです。

以上が、入試問題を解いてみた上での、私なりの考察です。

長々と書いてしまいましたが、入試では、『本来自分が持っている力を普段通り発揮することができたか』が最も大切なことであると私は思います。

皆さんはどうでしたか?自分の力は出し尽くせたでしょうか?

実力を発揮できたと感じているのなら、あとは祈るのみです!

私も、受験の神様に祈りながら、合格発表日、生徒からの報告をお待ちしております!!

教務主任 齊藤 匡寿