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皆さん、こんにちは(^^
先日、三角形を使ったクリティカルシンキング力を試す問題を紹介させていただきましたが、今日も似たような問題を紹介させていただきます!
次の問題に答えてみてください!
【問題】レンガ1つの重さは、1kgにレンガ半分の重さを足したものである。レンガ1つの重さを求めよ。
…
…
…
いかがでしょうか?
もしかすると、『こんな問題簡単じゃん!』と思った方が多いかもしれませんね。
正解は2kgとなります。
正解できた方は少々拍子抜けしてしまいましたか?
しかし、この問題で重要なのは正解を導くことよりも、『どのように考えて正解を導いたのか』という部分にあります。
つまり、タイトルに書かせていただいた『ひらめき力』を試す問題です。
私はこの問題を初めて見たとき、中学1年生で習う方程式を利用して解きました。
下記のように、レンガ1つの重さをx kgとすれば、簡単に方程式を組むことができます。
しかし、先日この問題を小学5年生のクラスで出題してみたところ、次のような考え方で解いてくれた子供たちがいました。
1kgがレンガ半分の重さになるはずだから、レンガ1つの重さは倍の2kgということです。
正直、私自身も『なるほど!』と思ってしまいました。
子どもの発想力は凄まじいですね。
小学5年生ということは、当然方程式の知識はまだありません。
知識の少なさを発想力で補ったということです。
皆さんも、『大人よりも子供の方が発想力・想像力に長けている』という話は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
理由は様々だと思いますが、私自身は『子供は大人よりも知識が少ない分、発想力・想像力を働かせる機会が多い』というものが理由の1つではないかと考えています。
皮肉にも、人間は知識が増えるにつれ、ひらめき力は衰えていってしまうのかもしれません。
私がこの問題を方程式ですぐに解いてしまい、より簡潔な解き方があることに気づけなかったことが1つの例ではないでしょうか?
でも、子供たちにはそこに気づく力があります。
ひらめき力を存分に発揮できることは、大人よりも優れている子供たちの大きな力です。
子どもたちの『考える力』を伸ばしてあげたいとより強く感じることができた、私自身にとっても大切な時間になった気がします。
教務主任 齊藤 匡寿
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