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こんにちは、東進栃木境町校です。
今日のテーマは「心肺蘇生」についてです。
倒れている人を見かけたら、
AEDを使ってくださいとよく耳にすることがあるかと思います。
今日はその誰でもできる心肺蘇生についてお話しようと思います。
心肺蘇生が必要な時、人は心肺停止の状態になっています。
心肺停止というのは、心臓が止まって血液が体に回らなくなる状態のことです。
こういうときに助けるために「心肺蘇生(CPR)」という方法があります。
CPRでは、胸を強く押す「胸骨圧迫」と「人工呼吸」を組み合わせて行います。
しかし、2020年に新型コロナウイルスが広まってからは、
感染を防ぐために「人工呼吸はしなくてもよい」とされるようになりました。
つまり、胸を押すだけでも助ける行動として認められたのです。
これによって、救助する人が「怖くて口をつけられない」といった理由で
助けをためらうことが減りました。
ただし、これは大人の場合のお話で、子どもが心肺停止になったときは話が違います。
子どもの心停止は「呼吸が止まった」ことが原因(子どもは食べ物がのどに詰まったり、溺れたりすることが多いため)
である場合が多いので、人工呼吸をすることで命が助かる可能性が高まります。
実際、コロナが流行してから子どもの人工呼吸が減り、そのために助かる人が少なくなったという調査結果もあります。
年間で約10人の子どもが、人工呼吸をしなかったせいで命を落としているかもしれないのです。
まとめると、心肺蘇生では「できる範囲で助ける」ことが何よりも大切になります。
特に子どもには人工呼吸も行うと助かる可能性が高いので、できる範囲で行うことが大切です。
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