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2025/10/14

免疫をとめる仕組み

こんにちは、東進栃木境町校です。

今日のテーマは「免疫」についてです。

最近、大阪大学の坂口教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました!!

実は坂口先生は東進の「トップリーダーと学ぶワークショップ」の講師を務められたこともある方なのですよ。

そのようなすごい先生の研究内容について話していきたいと思います。

 

テーマは、「免疫が自分の体を攻撃しないようにする仕組みを発見した研究」です。

免疫とは、体に入ってきたウイルスや細菌などの「よそ者」をやっつける体の防御システムのことです。

普段、風邪をひいても自然に治るのは、この免疫がしっかり働いてくれているからです。

 

しかし、免疫が強すぎたり、間違った対象に反応してしまったりすると、自分の体の一部を敵と勘違いして攻撃してしまうことがあります。

これが自己免疫疾患と呼ばれる病気の原因です。

例えば、関節リウマチや1型糖尿病などは、こうした免疫の誤作動によって起こります。

 

今回のノーベル賞は、免疫が暴走しないようにするための「ブレーキ」の仕組みを明らかにしたことが評価されました。

このブレーキの役割をしているのが、「制御性T細胞」と呼ばれる特殊な細胞です。

この細胞がうまく働くことで、免疫は必要以上に活発にならず、自分自身の体を守ることができます。

 

例えるなら、免疫はパトカーのような存在です。

パトカーは悪者を見つけて追いかけますが、もし間違えて普通の市民を追いかけてしまったら大変です。そこで必要なのが、間違いを止めるブレーキ役の存在です。

制御性T細胞は、そのような間違った攻撃を止める働きをしています。

 

この発見のおかげで、自己免疫疾患の仕組みがより深く理解されるようになりましたし、将来的には新しい治療法の開発にもつながると期待されています。

科学の世界では、こうした体の仕組みを少しずつ解き明かしていくことが、私たちの健康や命を守る大きな力になっています。

 

 

今回のノーベル賞をきっかけに、「免疫ってすごい」「体って本当によくできているな」と思ってもらえたら嬉しいです。

 

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