小6→中1の時期

お世話になっております。ITTO加須校の小島です。

長いようで短かった6年間が過ぎ、小学6年生の方は、この春から中学生になります。中学生になると、今と大きく環境が変わり、お子様からするとかなり大変だと思います。特に勉強面は小学校の時よりも格段に難しくなりますので、「できる・できない」がはっきりと成績に表れてしまいます。そこで、今回は特に苦手な人が多い「数学」についてお話しいたします。

◎とある事例

Kくんは小学校低学年までは算数が得意(な方)でした。しかし、小学校5年生頃から算数が分からなくなり、6年生の勉強もよく分からないまま何となく凌いで中学校に入りました。そして、中1の最初に勉強する「正負の数」でつまづき、方程式も部分的にしかできず、その後の関数・図形の計算・作図なども全然理解できなかったです。そして迎える中1最後のテスト(3学期期末)で、数学20点・・・。 

この例からもお分かりになるように、小学生での苦手を放置したまま中学生になると、ほぼ確実に数学ができなくなります。また、一度つまづいてしまうと、それをカバーするのはかなり大変ですし、「できない」という実感が積み重なるとやる気もモチベーションも下がり、もっとやらなくなり、もっとできなくなる・・・という悪循環に陥ってしまいます。子どもからすると、「何をどうすればいいか分からない」状態になり、学校の授業も勉強も苦痛でしかたなくなります。

そのため、小学校での苦手をなくしてから中学校に進むことが本当に大事です。苦手な部分はお子様によってそれぞれ違うと思いますが、Kくんの場合ですと「分数」「通分」の部分で特に引っかかっておりました。皆様のお子様はいかがでしょうか?もし分数や通分が苦手そうであれば、一度小5の学習に戻って計算練習をさせてあげてください。分数・通分をできるようにさせて、お子様に「自身」をつけさせてあげると、今後の学習が驚くほどスムーズになります。

塾の方では、今後小6生には中学校の予習をやらせていきます。その中で見えてくる苦手な部分を徹底的に潰し、中学に入ってから困らないようにさせていきます。また、3月には春期講習も行い、そこでも苦手部分の練習をたくさんやらせていきます。算数が得意な方には、得意を伸ばせるように少し難しい問題や応用的な問題にも取り組んでもらい、もっと「できる!」という自信をつけてもらいたいと思います。

中学入学まであと2か月ほどありますので、ぜひこの期間にお子様への学習支援をよろしくお願いいたします。こちらも全力で支援いたします!

◎ちなみにKくん話は記入者の実体験です

Kくんは中2で塾に入り、超大量の計算練習をすることで苦手を少しずつクリアしていきました。その時、「自分はやればできるんじゃないか?」と謎の自信を得て、そこからも多量の演習をしていくことで力をつけることができました。今現在中1や中2の方で、数学が本当に無理という方でも、まだ何とかなります!「何かを始めるのに遅すぎるということはない」ですので、次の学年に上がるまでにたくさん計算練習をして自信をつけていきましょう!