成績UP者の定期テスト対策法

生徒から、「テスト勉強の仕方が分かりません」とテスト期間中は悩み相談を受けることが多いです。これはあくまで経験則ですが、この質問をする生徒さんの傾向として、そもそも問題を解く量がご本人に必要な分だけこなせていない印象を受けます。

定期テストで、200人中、学年1位を取った生徒は、学校のワークと学校から配られたプリントのみを繰り返し2周解いていました。彼は問題を解くのが早かったので、1回目はノートに解いて、2回目は提出用のワークに直に解くスタイルでした。

また、勉強が苦手だったが、自分なりの勉強法を見つけて5教科で100点以上点数を上げた生徒は、提出用のワークを1回解くのが精いっぱいだったので、自力で解けそうなものを優先的に直に解いて、答えを見ないと厳しい問題だけをノートに解いていました。それと、考えても答えが分からなかったらすぐに答えを見たり、教科書で調べたりして問題を解くペースを一定に保っていました。

2人に共通しているのは、きちんと自分にとって必要な問題量を工夫してテスト本番までに解ききっている点です。余計なことは考えずに、目の前の問題を効率良く、自分に合った方法で解くことが大切であることが分かります。

ですので、あれこれ考える前に学校のワークをしっかり解ききることがテスト勉強においては大事なのかもしれません。もちろん、間違ってもいいから闇雲に解く、答えを丸写しでは何の意味もないですが、学校のワークをやりきるために、簡単な問題を先に終わらせる、分からないものは考え込まずにすぐ調べるといったことができているかどうかを確認する必要があると思います。

もし今テスト勉強でお困りの方は、「テスト勉強の仕方が分からない」という観点ではなく、「今の自分の行動が、テスト勉強にとって正しいものかどうか」を確認してみましょう!